【トリマー が教える】子犬のシャンプーはいつからして良い?おすすめのやり方は?

お知らせ

子犬を自宅に迎えて汚れたり、臭ってきたけど洗って良いのかどうか分からないという質問をよく聞きますが、子犬のシャンプーの時期は自宅で洗う場合と、ペットサロンで洗う場合で考え方が変わってきます。

目次

トリミングサロンは大体4ヶ月〜

ペットサロンの子犬トリミング

まずは子犬をはじめてペットサロンに連れていくタイミングについてです。ドッグサロンイソラの子犬トリミングコースの受け入れ基準は

イソラの子犬トリミング条件
  • 生後4ヶ月以上(シャンプーのみでしたら3ヶ月でも相談可)
  • ワクチン接種前後から1週間以上

ペットサロンによって基準は違いますが、ほとんどのお店がこれぐらいの基準にしていると思います。

イソラではトリミングコースのご利用は生後4ヶ月以降とさせていただいています。トリミング&シャンプーは子犬への負担が大きいためですが、シャンプーだけでしたら3ヶ月でもご相談可能です!

ワクチン接種から1週間後にしているのは、ワクチンは病原体を発症しない程度に弱めたものを直接体内に入れるわけなので、ワクチンを打った数日はワンちゃんの体の中では病原体と体が戦っている状態です。体力のない子犬なので、少しでも体を弱らせれば病原体が勝ってしまって体調が崩れてしまう可能性も考えられるので、安全のためにシャンプーはワクチン後1週間~2週間空けてもらいます。

自宅なら家に慣れて健康な状態ならいつでもOK。

トイプードルの子犬シャンプー

ブリーダーやペットショップから迎えた子犬は、シャンプーしてキレイな状態になっていると思いますが、受け渡しの前にシャンプーで綺麗にしてから渡すのが普通です。生後1ヶ月程度の赤ちゃんの頃でも、ウンチをして走り回るのですごく汚れます。ウンチで汚れてしまったらブリーダーはどうしているかというと汚れた部分を落とすだけの簡単な感じですが普通に洗います。

もちろんブリーダーやお店の方は子犬の扱いやシャンプーに慣れているという部分がありますので、一般家庭で子犬をシャンプーする時のポイントをまとめておきます。

ワクチン接種前後1週間はシャンプーNG

混合ワクチン

子犬のシャンプーは体への負担が大きいので、ワクチン接種前後はシャンプーを避けてください。

自宅シャンプーのポイント

汚れた部分だけをぬるま湯で流す

自宅で洗いたいほど汚れる場合で多いのが、ウンチでお尻や足周りが汚れた時です。部分的に汚れているなら、その部分だけをぬるま湯でパシャパシャ洗ってあげるのが簡単でおすすめです。シャンプーを使う場合は低刺激のシャンプーを薄めて使ってみて下さい。

おすすめのシャンプー剤はこちらにまとめました → トリマーが選ぶ子犬におすすめシャンプー剤3選

桶などにお湯をためながら洗うと楽です。タオルとドライヤーも先に準備しておきましょう!

どうしても全身を洗いたい場合は手早く

部分的に洗うだけではどうしようもないぐらい汚れて臭くなってしまったという場合は、全身を洗うしかありませんが「手早く、そして優しく」を意識して洗ってあげてください。

子犬だとシャワーの音に敏感だと思うので、怖がらせないために、お風呂場で洗面器や小さなバケツなどにぬるま湯をためてその中にいれて洗ってあげると良いです。

薄めた子犬用シャンプーで優しく声をかけながらササッと洗って、シャンプー剤が残ってしまうと皮膚トラブルになるのですすぎ残しのないようしっかり流してください。顔周りは汚れいなければ無理に洗う必要はありません。

シャンプーを使わなくても、ちょっとお湯をかけてかるく洗ってあげるだけでも違いますよ。

ストレスと体温低下に注意

洗い終わったらすぐにタオルで体をふいてあげて、ドライヤーで乾かしてあげてください。人間の乳児並の皮膚なので温度には十分注意して下さい。体温の低下で体調を崩しやすいので、最初に乾かすのはお腹周りです。

動物病院が空いている時間にする

生後3ヶ月程度のワンちゃんを自宅で洗ってよくあるトラブルが、ストレスと体温低下で吐いてしまうことがあります。特にシャンプー、ブローで時間がかかった場合に起こりやすいです。全身を洗う場合は念のため動物病院の確認もしておくと安心です。

プードルは出来れば部分洗いで頑張る!

プードルのように体がモコモコのワンちゃんの場合は、シャンプーからブローまでを短時間で仕上げるのは難易度が高く、自宅での全身洗いはおすすめしていません。

チワワやダックスのような短毛種と比べるとシャンプーとブローに時間がかかり負担が大きいためです。短毛種は洗ったらタオルで拭きながらドライヤーをあてれば短時間で乾きますが、プードルは単純に乾かすだけというわけにはいきません。

プードルはブラッシングをしながら乾かさないとモツレだらけになります。毛玉だらけになった子犬が4ヶ月経って、はじめてペットサロンに連れて行くとどうなるかというと、短くカットされてしまいます。毛玉だらけの子犬をブラッシングでとるには負担が大きく、何より最初に毛玉取りという経験をしてしまうとトリミングサロンの経験がトラウマになってしまうかもしれません。。。

全身が汚れてしまったり、ニオイが気になるという場合は、4ヶ月未満でも対応してくれるサロンさんもあると思うので、一度サロンに相談してみることをおすすめします。

まとめ

以上、子犬のシャンプーについてでした。

我が家にも2匹のトイプードルがいますが、生後3ヶ月過ぎで迎えました。で、やっぱり元気に走り回ってウンチが足やお尻につく事が頻繁にありましたw

汚れた場合はどうしていたかというと、洗面所へ連れて行って抱っこしながらササッとシャンプーしていました。3分程度でササッと洗う感じですね、ワンコも??という顔をしている間に洗ってしまう感じで。

<子犬シャンプーのポイント>

  1. 桶にシャンプーのアワアワを作っておく
  2. タオル&ドライヤーを用意しておく
  3. 抱っこして洗面所へ
  4. 「いい子だねー」ととりあえず褒めてみる
  5. ぬるま湯でウンチを流す
  6. 「流れたねー」と褒める
  7. アワアワで簡単に汚れを落とす
  8. 「泡だねー」
  9. すすぐ
  10. 乾かして完了
  11. 遊ぶ

大体こんな流れで洗っていました。

絶対に怖がらせないこと、2~3分程度で簡単に洗うこと。が大切ですね!シャワーの音は怖がるので、出来るだけお湯を溜めながら上手に流して上げると良いと思います。

子犬におすすめの優しいシャンプー剤選び

子犬をシャンプーする時はできるだけ優しいものを選ぶ事をおすすめします。

  • 洗浄剤成分の品質が高く刺激が少ない(ノニオン系、アミノ酸系
  • 皮膚刺激の強い殺菌成分、香料、カチオン界面活性剤が含まれていない
  • さっとすすげて泡切れが良い
  • コンディショナーなしでも使える

これらを満たしているシャンプーがベストです!

isolaオーナーが選ぶ子犬におすすめのシャンプー剤

子犬におすすめの低刺激シャンプーを厳選してブログにまとめましたので、こちらの記事も参考に御覧ください。

トリマーおすすめの犬用シャンプー剤3選

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