愛用しているトリミングシザー達

トリミングシザー

今回はトリマー向けの記事ですが、普段使っているシザーをちょっと紹介してみようと思います。

メインシザー

仕上げに使う鋏で使用頻度ナンバー1のシザーです。

ミズタニシザー
  • 上がミズタニシザーズ SWORD DB-20(ハンドル変更/直刃加工/トリマー仕様)
  • 下がミズタニシザーズ SWORD MB slim – 2(直刃加工/トリマー仕様)

自社工場がある美容用シザーメーカーの鋏ですが、直刃加工をしてトリマー仕様に調整してもらっています。カスタマイズしないと人間の髪しか切れない鋏!

2丁とも特殊鋼材NPM(ナノパウダーメタル)という硬い鋼材を使っているので、耐磨耗に優れていて切れ味が良いです。DB20は7.2インチで65.5gと軽いのにパワーもある!素晴らしいです。一般的な鋏よりも鋭角に研いでいあるのに、切れ味が落ちないというのが硬い鋼材の鋏の魅力ですね~。

美容用シザーですと、東光舎のニワトリ コンベックスSCXは値段も手頃で良さそうだなと思ってチェックした事があります。鋼材はスーパーアロイで同社のドッグウェルでも使われているものですが、コンベックスSCXもミズタニのナノパウダーメタル系の鋏と同じで、一般的な鋏よりも刃が鋭角になっているのです。ニワトリの鋏は持っていませんが使いやすそうです。

鋭角に耐えられない鋼材の鋏を鋭角に砥いだ時はどうなるかというと。たぶん最初はもの凄く切れて、その後すぐに切れなくなると思います。

また、美容用シザーメーカーの魅力としては、各メーカーともベアリングネジを独自で工夫している部分です。ネジ部分に工夫がある鋏は開閉のスムーズさが全然違います。昔はじめて美容用シザーを試しした時は開閉のスムーズさに驚きました。

使う鋏としては人も犬も同じなので、調整の違いだけですね。

セニングシザー

セニングはカット率によって用途が変わるので、数本用意しています。

上から

  • 内海 PA30(カット率35%)
  • ケリー ブレンダー6.8-18-50(カット率50%)
  • 鋏の若菜メガブレ(カット率80%)

内海のPA30は梳いたり、ボカしたり、よくあるセニングシザーです。体感としては40%以上のカット率かと思うぐらいサクサクとした切れ味です。30目と少なめの目数なので全然引っかかりません。トリマーが学生の頃から使うセニングシザーは40目~42目/カット率40%がスタンダード。

真ん中はブレンダーの商標をもっているケリー。50%のカット率なので使い勝手が良いです。これでプードルの体を揃えるとフワフワな感じの仕上がりになります!

一番下はカット率80%。特徴的なのはゴツい3Dハンドル。毛玉などもお構いなしでザクザク切っていくのに便利なので、主に荒刈り用として使っている鋏です。

カーブシザー

刃がRに曲がっている鋏です。美容師の場合はよく毛を逃しながらのカットに使いますが、トリマーの場合はカーブを活かした形を作る時に使います。

カーブシザー
  • 鋏の若菜 BANANA

カーブシザーは色々試したのですが、よく使うのは鋏の若菜のカーブシザーです(カスタマイズですがどういうオーダーだったのか忘れました)

カーブの角度が緩すぎず、キツすぎないカーブシザーです。

開閉もスムーズでとてもバランス良く調整がされていると思います。

ミニシザー

お髭カットや耳周りなど、細かい部分に使っている鋏。

  • ミズタニシザーズ Kava (カヴァ ナノパウダーメタル)

刃渡りがたった33mmのシザーです。釣りの疑似餌などの羽毛などを切るタイイングシザーズですが、お髭カットやポメの耳先カットに使っています。

そのままだと刃先がかなり尖っているので、刃先1mmを丸めてもらいました。

まとめ

以上、イソラの加藤が愛用している鋏のご紹介でした!

鋏メーカーは「自社工場で鋏を製造しているメーカー」と「他社工場のOEMで製造しているメーカー」2タイプあります。

美容用鋏メーカーは自社工場をもっている会社が多く、鋏の作りがしっかりしています。ただしお値段は高いです!

ペット専用メーカーや個人販売の鋏は、ほとんどが他社工場のOEMによるものです。他社工場で鋏を製造して調整・販売しています。鋏は調整する職人さんの技術しだいで仕上がりが全然違うので、見た目は同じなのに今までの鋏と切れ味が全然違う!という事もあります。

トリミングシザー

5 件のコメント

  • はじめまして、こんにちは

    自分でスタンプーのカットをしているんですが、素人なのでシザーのことがよく分からず…
    ネットでトリマーさんのセニングを検索していて、こちらを拝見させて頂きました。

    今はシザーでカットをしているんでが、頑張ってきれいにすればするほどフワフワ感がなくなって、
    なんでだろうかと、テディベアカットで有名なところのサイトを見ていたら、セニングでカットしていてフワフワとした仕上がりに、
    それでセニングを買ってみようかと

    セニングなんですが、ストレートの櫛刃のもと、ここで紹介されている内海PA30のようにRの櫛刃がありますが、ボカシやフワフワ感を出すにはどちらのタイプが向いていますでしょうか?

    もしよろしければお教えください。

    • コメントありがとうございます。イソラの加藤です。

      仰る通りセニングを使えばストレートのように綺麗に揃わないので
      ボカシやフワフワ感は出せます。

      出来るだけクシの「目数」の多い鋏だとフワフワ感を出しやすいです。
      セニングシザーは「目数」と「カット率」が表記されているのでそれで使い分けます。

      ストレートの櫛刃というのはたぶん7インチ前後のカット率が高いブレンダーと呼ばれる鋏だと思いますが、こちらはボカシながらフワフワ感を残しながら一気にカット出来る鋏です。

      Rの櫛刃というのは所謂セニングシザーだと思いますが、こちらの方がフワフワ感は出せます。ただし、カット率が低いので何度も鋏を入れる必要がありますね。

  • お返事ありがとうございます

    ブレンダーはフワフワ感を出しながら、カットも出来るんですね。
    セニングは目数の多い方がフワフワ感が出やすいい。
    素人にはありがたい情報です
    助かります

    ストレートの櫛刃は、以前のブログで紹介されていた神田文一商店のOKセニングのような直すぐな刃ををイメージして聞いてるつもりでした。
    私の言葉足らずで、伝わりにくかったですね。

    ネットで色々と探していたんですが
    今販売されている美容師さんのセニングを見ると、ほとんどが内海PA30のようにRの櫛刃で、
    逆にトリマーさんのメーカーのセニングは、直すぐな櫛刃のモノが多いですよね。
    それでR刃と直刃では、使い勝手が違ったり、素人では使うのが難しかったりとかがあったりするのかなと? 
    考えては見ても…、元々知識ないので分かるはずもなく、
    もしかしたら教えて頂けるかもと、こちらにご質問させて頂きました。
    (ハサミは結構な金額がするので何本も買えないし、かといって知識もないので…)

    • 多分Rは櫛刃ではなくて棒刃の方のことだと思いますが、Rがあると毛を逃がしながら切れるでサクサクとした切れ味で、真っ直ぐな刃は毛を逃さずにザクザクした切れ味になります。

      神田文一商店のOKセニングは昔ながらのセニングの形で、ザクザク切れて毛を逃しません。毛が逃げないのでこの昔ながらのセニングがトリマーでも愛用されています。

      例えば美容師さんが女性の髪をザクザク系の鋏で切ろうとすると、毛が逃げないため髪に引っかかってしまうのです。なので美容師さんは髪に引っかかりの少ないRが強いセニングが使われます。逆にRの強いセニングを犬に使うと、人間の髪よりも細い犬の毛は刃から逃げてしまって切れません。

      Rは切れ味の問題なので、トリマー用のセニングから選べば大きな失敗はないと思います。人間用でも神田文一商店のOKセニングは犬の毛もザクザク切れるので、中古品で綺麗な状態のものがあれば安いのでお勧めですよ。

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