ゴールデン・レトリバー

  • 英語表記 Golden Retriever
  • 原産国 イギリス
  • サイズ 大型犬
  • グループ 8G 7G以外の鳥猟犬
  • 体高 58cm~61cm
  • 体重 29kg~34kg

黄金の毛をまとった逞しい家庭犬。レトリーバーとは「回収する犬」という意味です。イギリスで発達し、陸上でも水中でも思いい獲物を咥えて運ぶことが出来る均整の取れた力強い筋骨の持ち主です。温厚で我慢強く従順。周囲の変化に敏感で状況を的確に把握し、学習意欲も旺盛な賢い犬種です。似たような犬種では他に、ラブラドール・レトリバー、フラットコーテッド・レトリーバーがいます。

ゴールデン・レトリバーの歴史

レトリバーの語源は英語の「レトリーブ」で、その意味は最初に書いたように「回収する」「持ち帰る」という意味をもっています。ハンターが撃ち落した鳥などを水辺から探し出し、くわえて持ち帰ってくる狩猟犬として作られた犬種だったのです。

ゴールデンレトリバーの始まりは1865年にトゥイードマウス卿が「ウェービーコーテッド・レトリバー」(ウェーブのかかった黄色い被毛に覆われたレトリーバー)と「ツイード・ウォーター・スパニエル」(カーリーな被毛を持つ茶褐色のレトリーバー)を交配して、生まれた混血の4頭の子犬が祖先になっていると言われています。

19世紀の初め頃に、イギリスやスコットランドで狩猟がゲームとして盛んになっていた時代がありましたが、セッターやブラッドハウンドとの交配を経て鳥猟犬として改良されてきました。初めは「黄色の毛色」のフラット・コーテッドだったのですが、1912年に別犬種として認められ、「イエロー・レトリーバー」そして、「ゴールデン・レトリーバー」となりました。

猟犬としての血をもっているため回収能力はもちろんですが、嗅覚が発達していて、泳ぎがうまく、服従訓練でも優れた能力を発揮する犬で、人の言葉の理解に優れていることから人命救助犬や盲導犬などとしても活躍しています。

子犬の頃から成長に伴い毛色が変化

生まれたばかりの子犬の毛色は若干黒味がかかっていますが、生後10~14ヶ月ぐらいで親犬と同じ濃いゴールドになります。さらに、5歳ぐらいまでは毛色の濃さが増す犬もいます。生後4~5ヶ月ぐらいでは、体の成長と毛の長さの伸びのバランスがとれない時期があって、なんとなく間のびした感じになりますが、しばらく待てば毛足が伸びて、美しいゴールドになります。

天性の服従性がある犬種なので飼い主には大変忠誠を尽くします。やさしく愛情が深いので子供や老人のいる家庭にも適しています。ただ、体力豊富で活動的でパワフルなので、しつけはしておかないと問題行動を起こすコに育つこともあります。猟犬だけあって投げたものを追いかけて、口にくわえて持ってくるゲームなどが得意ですね。

ゴールデン・レトリバーのサイズ及び外観

  • 雄は体高56㎝~61㎝、体重は29kg~34kg、雌は体高51㎝~57㎝、体重は25kg~29kg
  • 力強く、体型はバランスがとれています。
  • 短くまっすぐな背に、自然で長い尾をもっています。
  • 広く平らな頭蓋、口吻は深く広く、頭蓋とほぼ同じ長さです。
  • 耳の付け根はやや後方に位置していて、垂れ下がっています。
  • 眼の周りはブラックで縁取られており、理知的で柔和な表情をしています。

ゴールデン・レトリバーの被毛とお手入れ

ゴールデンはダブルコートを持つ犬種でオーバーコートは柔らかくて撥水性のあり、かなり厚いアンダーコートをもっています。特に春と秋にはかなりの抜け毛があります。

厚いコートが水を弾き、被毛は直毛、あるいは波状で、適度な柔らかさをもっています。胸、前肢、眼、腹部と尾の下側には、ふさふさした被毛に恵まれています。毛色は光沢のある美しいゴールドで、飾り毛の部分は他の部分と比べると多少色が濃くなっています。

ダブルコートの厚い被毛を美しく保つためには毎週のブラッシングが必要で、シャンプーも月に1度出来ると理想的です。家庭で洗う場合はダブルコートなので、濡らしたままにしておくとアンダーコートの湿気によって皮膚病になる可能性があるので、しっかりと乾かしてください。

長めのボディーコートを維持するにはピンブラシが最適です。普段のブラッシングはピンブラシで行い、耳の後ろの毛玉が出来やすい細かい部分は、コームで梳かすとやりやすいです。脚の後ろの飾げもピンブラシよりはコームのほうが使いやすいです。毛玉処理にスリッカーもあると便利です。足周りの汚れなどはスリッカーで落とすと楽。

ブラッシングの流れ

頭から始まり、髪の毛の流れに沿って下向きにブラシをかけます。被毛を整える時は常に下向きの方向に刷毛をかけ、余分な毛を抜かないように静かに拭き取ってください。

毛玉の出来やすい部分は耳の後ろの部分、尾の裏側、脚の後ろ、特に四肢のモツレは見逃しやすいので注意してください。

グルーミングの流れ(参考動画)

シャンプーからカットまで一通の流れです。抜け毛処理にはファーミネーター、フーリーなどがありますがトリミングナイフを使うとより自然に仕上がりますね。動画でも耳の表面の抜け毛をナイフで仕上げています。

4月~5月は毛が大量に抜けます

体が大きいので毛も沢山抜けます。最も大量に毛が抜けるのは、4月~5月頃。ブラッシングをすると、10分程度で、ソフトボール大の固まりが2つ程になります。次の日にブラッシングしても同じように抜けると思います。

毛の痛みを気にしないのであればファーミネーター(またはフーリー)を使うと短時間で抜け毛の処理ができます。ホームセンターでも売っているので、購入する場合は大型犬の長毛用を選べばゴールデンに使えます。

ファーミネーターを使う時のコツはやり過ぎないことですね。刃が鋭いのでオーバーコートも多少切れるため、やればやるほどドンドン毛がとれてしまうので、調子に乗ると毛がスッカスカになるので注意を。

ゴールデン・レトリーバーの健康管理と病気

遺伝的に股関節の形成不全を起こしやすい犬種です。子犬の時からきちんと体重管理をして太らせないようにすること、また、フローリングの床などで転んで、股関節を痛めたりしないように気をつけましょう。

  • 股関節形成不全
  • 眼瞼内反症
  • アレルギー
  • 肥大性心筋症
  • 胃捻転
  • てんかん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です