犬の毛にもキューティクルってあるの?

犬の毛の構造も人間の髪の毛と同じでキューティクルもあります!

人でも動物でも1本の毛は、3層から成り立っています。いちばん外側が「キューティクル(毛表皮)」、その内側に「コルテックス(皮質)」、中心部が「メデュラ(髄質)」と呼ばれます。

巻き寿司でいうと海苔がキューティクル、お米がコルテックス、中心の具材の部分がメデュラにあたります。

犬の毛の方が痛みやすい

巻き寿司のような毛の成り立ちは同じですが、犬の毛のほうが痛みやすい構造になっています。犬の毛の方が切れやすかったり、傷んでモツレやすい訳ですが、その理由は構造にあります。

人間と犬の毛の構造の違い

毛の太さは人間の1/2

犬や猫の毛の太さは人間の髪の毛の半分程度しかありません。

キューティクル(毛表皮)が薄い

毛髪の表面をおおっている部分で、鱗状になっています。外部の刺激から守る鎧の役割があり人間は7〜12層からなり毛艶や手触りに影響します。犬のキューティクルは人間よりも薄く、これが壊れると中の繊維が空洞化して水分や油分が失われ、モツレやすくなり、ツヤもなくなります。

コルテックス(皮質)が少ない

髪のしなやかさや強さを生み出すもとです。人間の髪は8~9割がコルテックスですが、犬は3~5割程度しかありません。この部分のタンパク質、脂質、水分量が、毛の弾力性や太さに影響しますが、犬の毛がパサつきやすく千切れやすい理由です。

メデュラ(毛髄質)が多い

毛の芯にあたり、空洞を多く持った多孔質蛋白質で柔らかい部分です。人間の場合は太い毛ほどメデュラが多く、赤ちゃんの毛やうぶ毛のような細い毛にはありません。犬もフワフワのアンダーコートにはメデュラがありません。髪の毛には物理的・化学的特性として大きく関わっていないと考えられていますが、寒冷地の動物の毛は、毛髄質が約50%を占めていることから、毛髄質が保温の役割を持っていることが分っています。人間はメデュラの幅は全体の1割程度ですが、犬のメデュラの幅は全体の3割以上を占めるので、保温の効果は犬の毛の方が高いということですね。

人間のシャンプーがNGとされている理由も

外部からの刺激で簡単にキューティクルが壊れてしまう構造の毛をどうやって犬が守っているのかというと、犬の毛穴から分泌された脂が被毛をコーティングしているからです。

そのため、犬用のシャンプーは被毛をコーティングしている脂を取り過ぎないように作られています。

人間用のシャンプーは脂をとる力(脱脂力)が強い成分になっているため、被毛の脂のコーティングをすべて取り去ってしまい、シャンプー後のブラッシングやドライングでキューティクルを破損させる場合があります。また、皮膚の脂も落としすぎると乾燥して痒がってしまうことも。

犬の毛は痛みやすく、脂のとりすぎはNGという事を覚えておきましょう!

人間用シャンプーはダメ!みたいに書きましたが、脱脂力が抑えているシャンプーを10倍程度に薄めて使えば人間用でも問題ありませんよ。

犬のキューティクルは繊細なので、毛を伸ばそうと思うと結構大変なんですよ。

では!

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